[政党・会派] [政党・会派一覧（一括版）]
★概要
1989参院選を前に「みどりのネットワーク」(みどり)と「ネットワークいのち」(いのち)が合同して結成された環境政党。

"みどり"は「日本みどりの党」と「日本みどりの連合」が合同して結成された政党で、"いのち"は安全な食品を旗印に無農薬野菜運動などを行っていた政党。
いずれも環境系の政党だったが、1989参院選では環境政党が乱立していたため、大同団結により両党が合同で「みどりといのちのネットワーク」を結成した。
当初は「原発いらない人びと」も新党に参加する予定だったが、組織形態や活動方針などでの溝が埋まらず不参加となった。別に「ちきゅうクラブ」とも交渉していたが話がまとまらず、1989参院選での大同団結は不成功に終わった。
基本的に選挙での互助政党であるため、両政党はこの政党とは別個に存続している。

結党に際しては、大石武一((元)環境庁長官)を党代表に招聘し、参院選比例名簿１位に登載することを発表した。しかし、大石は高齢である上に息子の正光が自民党衆議院議員であることから家族や後援会から猛反対を受け出馬を辞退。党代表には留任したものの、インパクトは大きく低下した。
また、この選挙では、日本みどりの党の甲賀代表が当初の発表では搭載されていた比例名簿から外され、みどりの党公認で兵庫県選挙区に出馬しており、共闘自体がうまくいっていなかった可能性が高い。
選挙では支持を得られずに惨敗。「原発いらない人びと」と「ちきゅうクラブ」の票を合わせても議席獲得に遠く及ばなかった。

参院選後も存続し、大石に代わって色本幸代が党代表になったが、以後の活動はほとんど報道されていない。色本代表は1991静岡県議選に党公認で出馬しているが落選している。
1992参院選では「希望」を支援し、色本代表の夫が希望から出馬しているが、既に組織は崩壊状態にあったようで、まもなく解散されたと思われる。

"いのち"は参院選後の早い時期(1990/04/27)に解散しているが、一部のメンバーは1995参院選では「みどりといのちの市民・農民連合」に参加している。
"みどり"はその後も長く存続していたが、活動は不明。


★役員
            代表
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1989/06/--: 大石 武一
19--/--/--: 色本 幸代
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みどりの党　　代表　甲賀 喜夫
みどりの連合　代表　野上 ふさ子
みどりネット　代表　天野 みゆき
ネットいのち　代表　西川 栄郎
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★選挙歴
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1989参院選:  0/12 :  150735   0.27% # ＊比例区得票、候補者＝比９選３
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★候補者
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西崎 量一     比例01 いのち # 北海道積丹町農協参事
北村 弓       比例02 みど   # 絵本作家
新井 俊雄     比例03 いのち # 筑摩工芸研究所代表
野上 ふさ子   比例04 みど連 # 日本みどりの連合代表、出版社代表
西川 厚子     比例05 いのち # (元)徳島暮らしをよくする会代表、いのち代表の妻？
田中 裕子     比例06 みど党 # 日本みどりの党役員
尾崎 順子     比例07 みど   # アニマルライトセンター(動物愛護団体)代表
明峯 哲夫     比例08 いのち # たまごの会(消費者自給農場)経営
土橋 敏郎     比例09 いのち # 無農薬有機農業家
宮部 寛       東京   みど連 # 劇団「おじゃれ座」主宰
色本 幸代     静岡   ？     # 生命保険面接士
西川 美紀     大阪   ？     # 飲食店経営
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